高度先進医療の未熟さ

高度先進医療というと時代の最先端にある医療というイメージが強く、それを聞くだけで画期的で奇跡を起こすような医療ではないかと考えてしまうものでしょう。確かに、今までは診断できなかった病気を速やかに診断できたり、治療法のなかった病気を治療できる可能性を生み出したりといった側面があります。しかし、それが保険診療とはならず、自由診療とも異なる位置づけになっているのには相応の理由があるということは知っておくことが大切でしょう。

高度先進医療に位置づけられる理由にも様々なものがありますが、その中でも割合として大きいのは、その医療としての必要性が高いものの保険診療として認めるにはまだ困難があるというものです。比較的稀な疾患に対する治療法であって保険診療としにくいものの、付随する医療の負担を軽減してもよいと判断される場合がその一つとなっています。さらに重要なのが、まだ実施された症例数が少なく安定した技術が確立されていなかったり、長期的な影響についての情報がなかったりする場合です。そういった際には、少しでも多くの患者の同意を得て症例数を増やしていくことが保険適用とできるかどうかを判断するのに重要となります。

こういったまだ完成されているとは言えないものが高度先進医療にはよくあるのです。こういった技術を伸ばしていくことができる医師や医療従事者となるということは、多くの患者に安心して医療を受けてもらえるようにできる道となるでしょう。


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